多品種少量生産ニーズに応える混流組立ラインを完成
様々なロボットの配備で、安定かつ正確無比なアッセンブリを実現します
最適工程を設定し、効率化を追求
プレス部品のアッセンブリ(組立)は、主にスポット溶接で行われます。溶接では部品そのものの精度や組付けた部品同士の精度、溶接に必要な加圧と電流など、様々な条件が製品の品質や生産効率を満たすために、様々なツールを組み合わせて加工を行っています。また、ラインタクトを短縮するために、DR(デザインレビュー・工程設計評価)を繰り返し行い、最適工程を設定しています。一方、当社ではIE(Industry Engineering)手法を用いたライン編成が基本。組立中の待ち時間が発生しないように数部品の複合セルラインを編成し、徹底的な効率化を追求しています。溶接の自動化率は実に9割を超えています。
柔軟にスピーディーに!多品種混流組立ライン
混流組立という考えを導入し、例えば1ラインで多品種の部品を同時に組み立てることを可能にしています。1ロボット・2治具というセル方式で臨機応変に治具を交換しながら柔軟かつスピーディーにアッセンブリができるラインが完成しています。
サーボロボットの導入でより円滑な流れへ
サーボ制御溶接ガンの導入で、動きがよりスムーズになり、溶接スピードも飛躍的に向上。もちろん品質安定性や生産効率も高まり、多品種混流組立ラインとして進化を遂げています。
アルミ溶接の実用化で部品の軽量化を
三池工業では、独自の方法でアルミ部品を安定的に溶接する技術を実用化。さらなる軽量化への可能性を扉を開いています。今後もこの技術の改革を進め、アルミ溶接のエキスパートになりたいと考えています。
アッセンブリ治具
三池工業では、溶接技術と歪発生を抑える独自ノウハウを活かして、治具そのものに欠品や誤組付けが起きないような様々な機能も組み込み、アッセンブリにおける高い信頼性を築いています。