新車開発の鍵を握る存在として
新車の生産はプロトタイプ(試作車)の完成後、まず構成される部品がすべて分解され主要部品メーカに公開されるところから始まります。続いて部品メーカ各社は、自らの得意分野において一つひとつの製品化を検討。そして設計図面と工法・工程・見積もりを作成しプレゼンを経て受注へ。その後は金型をつくりサンプル出荷を繰り返しながら完成度を高めて量産へ移行…という流れが一般的です。
しかしながら最近では自動車メーカへの事前提案活動が主流になりつつあります。この流れをチャンスと考える三池工業では事前提案活動を強化、部品製造請負というスタンスから部品最適候補提案活動というスタンスへ転換。自動車メーカから一目置かれる特別な存在へとステップアップを目指しています。
提案力・開発力・生産力を武器に
三池工業では、部品作りのエキスパートならではの発想で、素材探求から工法の改善、高品質・高機能の追求まで、様々な可能性を模索中。例えば部品組立工法の汎用化方法を考え、多車種混流生産を導入することで、コストパフォーマンスを極限まで追求するなど、提案力・開発力・生産力によるトータルメリットでもお客様に貢献できるよう、独自のものづくり改革を推進しています。
生産ラインの完成へ
ロボット導入による無人化ラインの確立、CAD/CAMシステムの高度化と協力メーカーとのデータ共有化、そして日々の改善努力による生産改革も含めて、三池工業では、部分最適から全体最適へ…生産ラインの完成度を高めるための取組を継続的に行っています。
最高評価の品質レベルを維持するために
自動車業界ではPPM(百万分の1)という単位で不良発生率を計ることが常識になっています。三池工業はこのPPM指標において常にトップクラスの評価を獲得。全ての生産拠点で徹底的な品質管理を実施し長年に渡って高品質を維持しています。